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日商簿記2級に最短で一発合格するには?

日商簿記の3級を飛ばして、4カ月の勉強で2級取得に挑戦しました。
結果は一発合格でした!

その学習スケジュールや問題集、試験の正答率も全て赤裸々にご紹介してます。
もちろん3級合格後に2級を受けようとする方にもお役に立つ内容です。

はじめに~なぜ「簿記2級」?

2016年9月のFP1級学科をなんとか合格でき、次は1級実技。

費用を抑えるため、きんざいではなくFP協会の分を受検します。
合格体験記にも『次は2017年9月の「1級FP技能検定実技試験」に向けて頑張ります』と書いてました。

しかし丸々1年間、1級FP実技試験だけの勉強で過ごすのは、自分の性格上モチベーションが保てません。

そんな中、1級学科試験の損益分岐点比率の問題で、「売上原価」や「販管費」といった財務諸表の基本的なところが分からなかったことを思い出します。

そこで『ここまで来たらせっかくだから、簿記の勉強でもしよう!』と思いたちます。
普通はFP1級よりも簿記2級の資格を取るのが先だとは思いますが、そこは見逃してください。 😎

早速、日商簿記について調べてみました。
すると、簿記2級でも特別な受検資格は不要だと分かります。
そうだとすると、簿記3級の受検料 2,800円が何となくもったいない気になります。 😛

『じゃあ一気に簿記2級に挑戦するか』と思い、3級を飛ばして2級受検に臨むことにしました。

いきなりの挫折

ということで、例によって簿記2級の商業簿記・工業簿記のテキストを「中古品」で探します。
FPに比べて簿記関連の中古品は数も多く、簿記2級も1年落ちのテキストがネット上にたくさん溢れています。
注文したところ、早速送られてきました。

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テキストも届いたので、商業簿記から取り組みます。
取り組みます。
取り組みます。
取り組み。。。

さっぱり意味が分かりません。
そうこうしているうちに1週間ほどが無為に過ぎていました。

やっぱり「仕訳」ですよねぇ

なんで分からないのか、しばらく悩みましたが、その原因は「仕訳」にありました。

これまで財務諸表自体は目にすることが多かったんですが、これは既に仕訳が終わってきれいに整理されたもの。
その前段となる仕訳については、まったく知識がなかったことに気づかされます。


『お~ これはまずいっ。』
急きょ、近くの本屋さんに駆け込んで、簿記3級のテキストを購入しました。(今回初めての新品購入!)

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これを大急ぎで読み込んで、「仕訳」を理解します。
僕の場合は「仕訳」を飛ばして勉強を始めてしまったことで、逆に「仕訳の大切さ」を身にしみて感じました。

結果的に、このおかげで「仕訳」を常に意識できるようになりました。
(簿記をちゃんとやっている人から見れば当たり前のことでしょうが。)

『やはり基本は大事』ということを痛感したところです。

使用したテキスト・問題集

いろいろとありましたが、僕が今回の簿記2級の受検で使ったテキスト・問題集を御紹介します。
(急きょ購入した3級テキストと受検料を含みます。)

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簿記2級 約9,000円

(内訳)テキスト・問題集はこちらもどうぞ
テキスト『パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 』(やむをえず新品)1,300円
テキスト『スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記』(中古)      748円
テキスト『スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記』(中古)      748円
問題集 『日商簿記2級 網羅型完全予想問題集』 (新品)      1,500円
受検手数料 『日商簿記2級検定受検料』              4,630円

これでいよいよ本格的な学習に入っていきます!

2級合格に向けた学習方法

スケジュール編

ここで改めて、僕が取り組んだ「簿記2級の学習スケジュール」をご覧いただきます。

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出だしから、いきなり3級レベルに立ち戻るという回り道をしてしまいましたが、2週間ほどの学習で最低限の「仕訳」を理解。
そこから商業簿記にとりかかります。

商業簿記編

はじめこそ、直前の3級の勉強が活かされて、まぁまぁの滑り出しでした。
しかし、ここで中古品テキスト特有の問題が。

実は、前年度から3か年かけて、1級と2級とで一部出題区分の見直しが進められており、この年から「連結会計」が導入されることとなってました。
このため必死になって「連結会計」を勉強していましたが、これがなかなか難しくて、このままでは正直ギブアップ状態。

疲れ切って問題集をパラパラめくっていたところ、この「連結会計」について出題範囲の見直しがなされていたのです!

平成28年12月1日付け 日本商工会議所
2級における連結会計の出題開始時期の明確化について』(抜粋)

…連結会計については、2級の学習者にとって学習時間を要する論点であることに加えて、平成29年度の試験範囲に対応したテキストや問題集などが刊行されるのが平成29年3月頃になることが予想されますので、(中略)連結会計に関しては、平成29年11月施行の第147回検定試験以降に出題することといたします。”

一瞬頭が真っ白になって「え~、今までの時間を返してくれ~」って感じでした。

が、よくよく考えてみると今回はとりあえず「苦手な連結会計が出題されない」ということです。
きちんと確認しなかった自分が悪いんだし、気を取り直して商業簿記の勉強を進めます。

あとはいくつかの新しい論点はありましたが、連結会計に比べればなんてことはありません。
気分よく商業簿記終了です。

工業簿記編

続いて工業簿記です。
こちらは商業簿記と違って、出題傾向に特に大きな変更はありません。

しかしながら、工業簿記は商業簿記とベースになる考え方が大きく異なっており、特に「勘定連絡図」がポイントになります。
今回のテキストでは、この「勘定連絡図」に十分触れられておらず、結局ネットで検索して内容を理解することとなりました。
この点は改善して欲しいところです。

工業簿記は、具体的なモノ(=製品)をイメージしやすいからか、むしろ商業簿記よりもスッと頭に入ってきます。
大体2週間ほどでテキスト終了です。

テキストは終了、問題集にとりかかったものの…

これまでの勉強では、テキストをひととおり終えた時点で概ね合格までの道のりが見えてくるところです。
しかし、簿記の勉強は甘くありませんでした。

テキストを終了し、巻末の確認問題まで順調に解けました。
ところが実際の試験問題に対応した問題集にとりかかったところ、見事に惨敗。

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時間は足りないし、さっぱり解けていません。
さらに言えば「回答・解説に書いてある説明」の意味がよく分からないのです。

この原因について再び悩みましたが、テキストにオマケでついている練習問題の解説動画で気がつきました。
TAC講師の方が説明しているとおり「簿記の試験ではすべてを回答するのではなく、効率よく答えるためのポイントを抑えないと時間が全く足りないということです。

自分の体験から具体的に言うと、例えば商業簿記の貸借対照表の穴埋め問題で、「損益計算の個別勘定項目は回答するが、税引前当期利益~資本・負債勘定は初めから諦める」こと。
このように「答えるべき問題と諦めるべき問題」をしっかりと見極めて、そこに迷いや未練を残さないことが大切なのです。

きちんと学校や専門校で勉強している人には当たり前かも知れませんが、簿記を独学で受検する場合、この独特なノウハウが習得しづらい気がしました。

これを克服するため、問題集のオマケで見られる「回答の下書き」があったので、慣れるまでは「下書きを写して解く」ようにしていました。
要は「できる人のやり方をトレース(率直にいうと真似)」をすることで、略語の使い方や解法のポイントを盗もうというものです。
あまりスマートなやり方ではありませんが、実際、独学で短期間の合格を目指すには、効果的な方法だったと思います。

ついでに言うと、今回選んだ問題集はレベルが相当高めです。
1回目は当然惨敗でしたが、2回目に解いても本番で必要となる70%以上の正解率には、なかなか到達しませんでした。

今になって振り返ると、本番の問題よりもはるかに難しかったと思います。
もし、同じ問題集を使っている場合は、結果に落ち込むことなく、モチベーションが下がりすぎないよう取り組んでください。

そんなこんなで、いよいよ受検当日を迎えます。

第146回 受検当日

第146回の日商簿記2級試験は6月11日(日)開催でした。
当日は梅雨時期にも関わらず、時折 晴れ間も見える天気。

試験開始が午後からということもあって、当日午前中まで間違えた問題や暗記物を最終確認していました。
お昼もインスタントの塩ラーメンで軽く済ませ、早めに会場に向かいます。

会場到着後、まずトイレの場所を確認。その後、会場で自分の席に着きます。
集合時間30分前でしたが、半分ほどの受検生が既に到着しています。

僕の勝手なイメージでは「受検生は高校生が多いのかなぁ」と思っていたのですが、周りは30代くらいの人たちが多く、中には60代以上とおぼしき人もいます。
なんとなく安心?して、単語帳や間違えた問題を見直して試験開始を待ちます。

開始時間となって監督者の説明が始まります。
このあたりはFP試験で何度も経験済みなので、余裕を持って説明を聞きます。

いよいよ試験開始。

問題をざっと流し読みしますが、「あれ? 思ったよりも基本的な問題ばかり。。。」

その後、問題を解き始めますが、やっぱり難易度が高いとは感じません。
これまでのFP試験では、あまりこういう感覚はなかったため、逆に不安になります。

「何か根本的な見落としをしているんではないか?」と心配しながらも最後までひととおり回答。
この時点で約30分弱の時間が残っています。
仕方ないので、もう一度初めから確認をしていきます。

そうこうしているうちに試験終了。

合格発表!!

いよいよ6月20日(火)が合格発表です。
それなりに出来ている手ごたえはありながらも、やはり一抹の不安は残ります。
僕の場合は当日仕事でしたので、帰宅後、受検票を片手にネットで確認。

無事に合格してました~。
どんな試験でも合格すると嬉しいものですね。

まだ合格率が出ていないようですが、146回の試験問題は割と簡単だったように思います。
最近の6月試験実施分をみると25~35%くらいの合格率ですが、今回はもっと高いかも知れないですね。

日商簿記2級受検者データはこちらをクリック

簿記2級合格に向けたポイント

最後になりましたが、僕なりに簿記2級の合格ポイントをあげると以下のとおりです。

  • 簿記3級は受検しなくても良いが、3級の学習範囲は押さえるべし。
  • 中古テキストと最新問題集で試験を乗り切るべし。
  • 困ったら「仕訳」に立ちかえるべし。
  • 試験時間は有限。諦める問題を素早く判断すべし。
  • 2018年度までは2級の出題範囲が変更の過渡期。どの範囲が出題されるのか、最新情報を確認すべし。 

最後までご覧いただきありがとうございました。
これから受検される方、興味を持たれた方の参考になれば幸いです。

合格証書と得点状況

ネット申込みよりも商工会議所に直接申請に行く方が受検費用が安上がりだったので、僕はネット申込みをしませんでした。

なので得点状況を確認できずにいましたが、今回、合格証書を取りに行くついでに得点状況を確認してきました。
得点状況については、商工会議所の窓口で設問ごとに教えてもらえます。

結果は次のとおりでした~。

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直前まで取り組んでいた問題集の正答率と比較すると、なかなかの正答率となっています。

「結構やるじゃん」と思っていたら、146回の合格率は過去に比べても高めのようですね。 😛

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まっ、何にせよ、無事に合格できたので良しとしましょう!
これから受検される皆さんも、最後まであきらめずに是非合格を勝ち取ってくださいね 🙂

 

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