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実践! 投資で資産運用・形成(2018年結果)

例年、東証大納会後にお届けしているこの企画。

年末年始は仕事が忙しくなりそうなので、少し早めですが、2018年の資産の棚卸と総括をしてみましたので、ご紹介します。
(ちなみに昨年末の状況はこちら

投資の全体像

まず、2013~2018年の「各年末の投資成績」についてです。
各年の投資総額の累計と資産売却・配当額を考慮した全体の投資成績になります。

前回同様、投資額については伏せていますが、投資額の累計に対する資産総額はかろうじてプラスを維持しています。

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今年は株式のボラティリティが高い1年でした。
特に、米中貿易戦争の影響が顕著でしたが、10月のペンス副大統領によるハドソン研究所での講演以降、一気に株価が下落しました。

一方で、アメリカの利上げによる日米金利差の拡大にもかかわらず、ドル円相場は変動幅が小さく、実質的に日本株が米株の下落にのみ追随するといった展開になってしまいました。

色々ありましたが、2018年までの投資成績は103.8%(前年比11.4%減)となり、なんとかプラス幅に踏みとどまりました

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2018年はどんな年だった?

2018年の国内外の出来事について、気になったものを列挙してみました。
1年を通してみると、引き続きトランプ大統領にかき回されるとともに、世界的に経済の先行きに暗雲が立ち込める印象の強い年でした。

主な出来事
1月 ・コインチェック 仮想通貨「NEM」不正流出
2月 ・台湾大地震
・ピョンチャン冬季オリンピック開催
3月 ・中国 主席の任期撤廃へ 習主席の独裁色強まる
・森友文書改ざん 佐川氏 国会に証人喚問
4月 ・日米首脳会談 「自由で公正かつ相互的な貿易取引のための協議」を約束
・朝鮮南北首脳会談 金正恩初訪韓
5月 アメリカ 在イスラエル大使館をエルサレムに移転 
6月 ・大阪北部地震 震度6弱で死者6名
・G7サミット開催(カナダ:シャルルボワ) トランプ大統領の孤立強まる
7月 西日本豪雨 死者200名以上
・米ロ首脳会談
8月 マケイン米上院議員死去(米共和党の重鎮)
9月 北海道胆振東部地震 震度7で死者40名以上
・日本で台風上陸相次ぐ
朝鮮南北首脳会談 文在寅大統領訪北
10月 サウジアラビア カショギ記者殺害 ムハンマド皇太子関与の疑惑
11月 日産自動車 ゴーン会長逮捕
・2025年大阪万博開催決定
・アメリカ 中間選挙 民主党が下院を奪還するも上院は共和党
・APEC首脳宣言を断念 米中の貿易対立
・フランス 燃料増税抗議デモで混乱
12月 ソフトバンク(通信)新規上場 過去最大の約3兆円の調達も公募価格割れ
・日経平均株価 7年ぶり年間下落 アベノミクス後初のマイナス
・アメリカ 政府予算未成立で政府機関の一部閉鎖
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2018年の投資結果

2018年は、NISAとiDeCoの投資枠を中心に長期運用に取り組むことにしました。

そして各資産クラス(先進国・新興国・国内の株式・債券)については、以下の「インベストメント・ポリシー」を作成して、これに沿って運用していくことを目指したところです。

2018年のインベストメント・ポリシー
「iDeCo」、「NISA」と「つみたてNISA」を併用しながら、日本株クラスの偏りを修正!

①資産バランスが偏っている(=持ちすぎている)「日本株」は割合を減少させる。特に個別株へは原則投資見合わせ

②「先進国株式」や「新興国株式」について、「インデックス投信」で毎月一定額を投資(ドルコスト平均法)。

③「先進国債券」は、現在の「インデックス投信」を保有継続。新規投資は当分見合わせ。

④住宅ローンの完済に伴い、「国内債券」への投資を「変動10年国債」で再開

⑤「新興国債券」は引き続き投資見合わせ。

さて、年末を迎えて1年間を振り返るのですが、結論から言うと、2018年のインベストメント・ポリシーはまたもや落第点でした。

個別にポリシーの順守状況を見てみます。

1.「個別株」は原則投資見合わせ

株主優待制度など気になる会社を中心とした個別株への投資は控えるつもりでしたが、いくつか新たに購入したり、価格が下がった保有株式のナンピン買いなど、結局トータルの日本株投資額は増加してしまいました。
今年も一番の反省です。

2.「先進国株式」や「新興国株式」については、「インデックス型ETF」で投資

これはおおむね守ることができました。

3.「先進国債券」は、「インデックス型投信」を保有継続

これについては、世界的な長期金利の上昇(=債券価格の低下)や為替レートによるリスクの増大を踏まえて、「先進国債券」は全て処分することにしました。
当初の予定とは異なりましたが、結果的には、円安時点で処分できたので良かったと考えています。

4.「国内債券」への投資を「変動10年国債」で再開

5.「新興国債券」は引き続き投資見合わせ。

これらはきちんと守ることができました。

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以上の結果、各資産クラスの割合は以下のとおりとなりました。



ちなみに2018年当初に予定していた目標割合との比較では次のとおりです。

今年1年も自分の意思の弱さを反省するしかありません。 😳  

年末にしっかりと反省をして、改めて2019年のインベストメント・ポリシーを考えてみたいと思います。

それでは、皆さん良いお年をお迎えください。

 

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