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実践投資で資産形成(2022年結果)

今年はようやく社会保険労務士の試験に合格でき、ぼちぼちとサイトの記事更新も進めています。

毎年恒例ですが、東証大納会後にお届けしている「2022年の資産形成結果」。

今年も2022年の資産の棚卸と総括をしましたので良かったら、ご覧ください。

投資の全体像

早速ですが、2013~2022年の「各年末の投資成績」についてです。

各年の投資総額の累計と資産売却・配当額を考慮した全体の投資成績になります。

投資額については伏せていますが、投資額の累計に対する資産総額はプラスを維持しています。


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2022年はウクライナ戦争やFRBの利上げ、日銀のイールドカーブコントロール目標見直しと株価には大いに逆風だった1年でした。

運用成績がどうなるんだろうと心配でしたが、過去最高だった2021年よりは伸び率が鈍化したものの、なんとか20%の伸び率をキープできました

2020年春のコロナの世界的感染拡大時の投資によって、2023年の大きな下落局面でも何とか運用成績を支えてくれました。

2022年までの投資成績は120.0%(前年比▲8.2%)となり、過去2番目の運用成績を保ってくれました。

ところで、2022年はどんな年だった?

改めて 2022年の国内外の出来事について、気になったものを列挙してみました。

引き続きコロナの影響が続く中、ロシアのウクライナ侵攻、安倍元総理の暗殺、FRBの急速な利上げなど怒涛の一年でした。

これだけ明るいニュースの少ない年も珍しい気がします。

主な出来事
1月

・ジョンソン英首相、コロナ禍でのパーティー問題

2月

・ロシア軍、ウクライナ侵攻

3月

・宮城、福島で震度6強
・相場操縦事件でSMBC日興副社長を逮捕

4月

・知床半島沖で観光船が沈没
・マクロン仏大統領再選

5月・バイデン米大統領が来日
・尹錫悦韓国新大統領就任
・EU首脳、ロシア産石油禁輸で合意
6月・G7でロシア産石油に価格上限
7月

・安倍元総理暗殺
・東京五輪組織委元理事、贈賄容疑

8月・第2次岸田改造内閣が発足
・安倍元総理暗殺で警察庁長官が辞意表明
・ペロシ米下院議長、台湾訪問
9月・英保守党党首選、トラス氏勝利
・エリザベス女王死去
10月

・トラス英首相、史上最短で辞任→新首相にスナク氏
・中国習主席、異例の3期目へ
・韓国ソウルでハロウィーン雑踏事故

11月・27年度予算で防衛費GDP比2%へ
・米中間選挙 共和党が下院奪還、民主党は上院死守
12月

・安保関連3文書を閣議決定。2023年度から5年間の防衛費を約43兆円へ
・日銀、長期金利の変動許容幅を0.25%程度から0.5%程度に拡大。事実上の利上げへ
・日経平均終値 2万6,094円 年間の下落幅9.4%
・NYダウ終値 3万3,147ドル 年間の下落幅8.8%
・今年の漢字に「戦」

2022年の投資結果

こんな出来事があった2022年でしたが、僕の投資はNISAとiDeCoの投資枠を中心に長期運用に取り組むとともに日本株に偏ったポートフォリオの是正に取り組む予定でした。

そして各資産クラス(先進国・新興国・国内の株式・債券)については、以下の「インベストメント・ポリシー」を作成して、これに沿って運用していくことを目指したところです。

2022年のインベストメント・ポリシー

先進国株式と金の割合を拡充することで、日本株のバランスを調整!

「日本株」は購入量を調整して割合を減少させる。特に個別株は原則投資見合わせる。

「先進国株式」や「新興国株式」について、「インデックス投信」で毎月一定額を投資(ドルコスト平均法)。
 資産に占める現金の割合を見ながら、先進国株式(全世界株式含む)のETFを特定口座で購入し、資産のバランスを調整。

「国内債券」現状維持し、金ETFへの移行を進める
 国内債券の投資信託は、手数料負けしてしまうため、株式以外の資産として「金」への投資を進める。
 なお、楽天銀行の普通口座の利率は変動国債金利の2倍程度高いので、原則現金保持として、国債の新規購入はストップ。

④「先進国債券」「新興国債券」は引き続き投資見合わせ。

さて、年末を迎えて1年間を振り返った結果ですが…

個別にポリシーの順守状況を見てみます。

①「日本株」の投資割合を減少させる

日本株とりわけ個別株への投資見合わせは、毎年取り組んでいる課題です。

2022年も初めのうちは個別株の売却を進め、割合を減少させられていたのですが、立会外分売などで新たな投資もやってしまいました。

さらに2022年はウクライナ戦争やFRBの利上げによって世界的な株価下落が進行し、日本株の個別株を売却する機会が失われ、資産に占める日本株をあまり減らせない結果となりました。

②「先進国株」や「新興国株」は「インデックス型投信・ETF」で

これは概ね堅持でき、「全世界株式」への投資を通じて、先進国株式の割合は予定通りの46%まで持ってくることができました。

③「国内債券」は現状維持し、金ETFへの移行

変動10年国債に投資していますが、楽天銀行の普通預金の利率が0.10%(税引き前)と、変動10年国債の下限である0.05%の2倍あるため、当面は国債への投資を見合わせ。

ただし、年後半に日銀の実質利上げが発動し、国債の利回りもやや上昇してきているため、今後の対応は少し考えるべきところです。

また、金については、ETFとともにiDeCoでも投資をしています。

④「先進国債券」「新興国債券」は投資見合わせ

これらは今年も(何も投資しなかったという意味で)きっちり守ることができました。

2022年の投資総括

以上、① →× ③ →△ ②④ →〇ということで、今回、2022年のインベストメント・ポリシーはまぁ及第点という結果でした。

 

なお、2022年末での各資産クラスの割合は以下のとおりです。


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ちなみに年初に予定していた目標割合との比較では次のとおりです。


(↑クリックして拡大↑)

目標と結果を並べてみると、日本株の割合が大きく、金・コモディティが少ないですが、おおむね順調に来ていると思います。

今回の反省(毎年反省ばかりですが)を踏まえて、改めて2023年のインベストメント・ポリシーを作成してみたいと思います。

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