ＦＰ３級を受検したときに、主に勉強中に起こったことや思ったこと、試験当日の注意点など、これから受検される皆さんに役立つ情報をお伝えします。
また、僕の学科と実技の得点状況も載せておきます。
具体的なスケジュールや学習方法のポイントについては別記事にまとめていますので、そちらもご覧ください。
〇 ３級試験に向けたスケジュールはこちら
〇 ３級試験で使ったテキストと問題集、勉強方法はこちら テキスト類のまとめはこちら
思い立ったが吉日（2015年8月）
僕がＦＰ資格に関心を持ったのは、４０歳を迎えて退職後の資産運用に興味を持ちはじめていたこと、将来起業する時に何か資格があるといいなぁと思ったことが主な動機です。
ちょうど抱えていた大きな仕事にもメドが立ったので、「気になっていたＦＰの勉強でもしてみよっかな～」と軽い気持ちで勉強を始めました。
それまでの仕事を通じて、退職金や年金、土地・建物関係には多少の知識はあったものの、試験に向けた本格的な勉強は20年ぶりくらい。
さらに、資格取得のためにお金をかけるのは最低限にしたいと思っていましたので、勉強方法は「独学」の一択しかありません。
始めはスケジュールづくりやテキストや問題集の検討からスタートです。
ネットで色々な情報を集めたところ、
・ＦＰ資格の認定には「ＦＰ協会」と「金融財政事情研究会（きんざい）」の２つの団体があること
・同じ３級でも団体によって出題される問題（実技問題）が違うし、認定される資格（業務）名称まで違うこと
・３級については合格ラインに到達するのはそんなに難しくなさそうなこと
がわかりました。
そこで早速、テキストと問題集を入手することにして、2016年1月試験（ＦＰ協会）に向けた準備に取りかかります。
〇 ３級試験に向けたスケジュールはこちら
〇 ３級試験で使ったテキストと問題集、勉強方法はこちら テキスト類のまとめはこちら
2級に向けた慣らし運転のはずが…（2015年9月～11月）
この時点で２級まで取得するつもりでしたので、３級はその基礎固めの意味合いもありました。
なので、合格ラインを上回る「80～90％」の得点を目標に勉強を開始します。
早朝５時くらいに起床し、１～２時間は勉強するようにしてましたが、季節的にだんだん寒くなるころで朝起きるのがつらくなってきますよね～。
それでも何とか起き出して、顔を洗って気合いをいれます。
机に向かって、テキストと問題集に取り組んでみますが。。。
程なくパソコンを立ち上げてしまい、現実逃避することも多々ありました。
テキストを読んでいる間が一番つらく（眠く）、後から思うと問題集に早く取りかかった方がよかったなぁと思います。
イベント満載の年末年始（2015年12月～1月）
この時期は、クリスマス＆忘年会・新年会が続きます。
職場・友人・家族と何かにつけて飲み会をやっていた年末年始でした。
それでも年末年始の休みは、なるべくまとまった時間を取って勉強する時間を確保しました。
さすがに試験日（1/24）が差しせまってくると「落ちたらどうしよう」という気持ちがよぎります。
そうこうしているうちに、いよいよ試験当日を迎えます。
いよいよ試験当日（2016/1/24）
試験当日はとても冷え込んで、雪もちらほら降っていました。
さいわい交通機関の乱れはなかったのですが、とりあえず早めに試験会場に向かいます。
・受検票＆身分証（写真付き）
・筆記用具（下書きや計算用のシャープペンシル、マークシート用鉛筆は多めに）
・電卓
・腕時計
・使い慣れた単語帳
・参考書
さらに
・会場の地図（スマホに登録しておいても可）
・ちょっと食べられるアメやチョコ
・冬なら使い捨てカイロ
それと、会場周辺で食事が出来るところは事前に探した方が良いと思います。
（僕は２級以降、コンビニで事前にパンなどを買って持ち込んでいました。）
早めに会場に着いたのでトイレに行ったり単語帳の最終確認をしたりして試験開始を待ちます。
また、早めに着いたことのメリットとして、コートを掛けるハンガーを使えたのもラッキーでした。
（手元ではかさばるし、開始が近づいてくるとハンガーが結構いっぱいになっていました。）
そうこうしているうちに、周りも徐々に席が埋まっていきます。
３級の受検生は学生さんから20代くらいの若い方が目立ちます。女性が７割くらいでしょうか。
解答用紙や問題用紙が配布され、監督者の説明が行われます。
試験監督の方が受検上の注意を読み上げる間も、まだ参考書などを見ている人たちがいて「みんな勉強してるな～」とちょっと焦ります。
学科試験
いよいよ学科試験の試験開始。
まずは、落丁チェックを兼ねて全体にざっと目を通します。
落丁はなかったのですが、見たことのない問題もちらほら。
周りの受検生の書き込みの音も耳に入り、「うっ、やばいかも」という感じになってきます。
気を取り直して、先頭から解いていきます。
やってみると意外になんとかなりそうで、徐々にペースを取り戻していきます。
試験監督者から「それでは只今から退出して結構です」という声。
いきなり何人か立ち上がって退出します。
「さすがにまだ解答しきれてないだろう」と思いつつも、「このペースで大丈夫かな」とちょっと焦ります。
学科試験については、以下の流れで解答していきます。
①第１問の○×問題は淡々と解く
②第２問の３択問題は、問題設定の「適切なもの」「不適切なもの」のどちらを選ぶか確認し、目立つよう丸で囲む。
③３つの選択肢に「○×△」をつける。
○→絶対正しい
×→絶対間違い
△→○×を決められない。
④最後まで解いた後、最初の問題からマークシートに転記していく。
⑤最後に問題集の選択肢とマークシートにずれがないか最終チェックする。
①～⑤まで終わって、残り大体４５分。結構な受検生が既に退出しています。
午後に向けて食事も取らないといけないので、ここで答案を出して退出しました。
実技試験
食事を終えて、午後の実技試験のため、会場に着席します。
午前中に受検した人数より明らかに数が減っていますが、気分的にはすっかり落ち着いて臨めています。
実技試験スタートです。
なぜかいきなり周りから電卓をたたく音が。
一瞬焦りましたが「計算問題から解き始めているんだろう」と気を取り直します。
実技試験についても、以下の流れで解答していきます。
①問題設定の「正しいもの」「誤っているもの」のどちらを選ぶか確認し、丸で囲む。
②３つの選択肢に「○×△」をつける。（複数の要素がある場合は、それぞれに○×△）
○→絶対正しい
×→絶対間違い
△→○×を決められない。
③最後まで解いた後、最初の問題からマークシートに転記していく。
④計算問題はもう一度検算する。
⑤最後に問題集の選択肢とマークシートにずれがないか最終チェックする。
①～⑤まで終わった時点で残り１５分くらいでしょうか。実技は途中退出できないので、さらに見直します。
ようやく試験終了。
模範解答公表
試験当日の17時30分から模範解答が公表されるとのこと。
答えを転記した試験問題を片手に発表を待ちます。
時間になり、協会ホームページにアクセス。
いきなり混んでいてつながりません。
10分ほどして再アクセス。今度はつながります。
どれどれと見て行くと、学科試験が結構間違っています。。。
ただ、合格ラインはほぼ超えていそうなので、あとは正式な結果発表を待つことにします。
結果発表（2016/2/3）
結果も協会ホームページから確認できます。
仕事だったので、お昼休みにスマホから確認。無事、合格してました。
得点状況と合格証書
僕の3級試験の分野別・実技試験の得点概要は次のとおりです。
目標としていた「80～90％」の得点は確保できました。
独学でも何とかなるものです。（３級試験で使ったテキストと問題集、勉強方法はこちら）
そして後日、成績通知と合格証書が届きました！
ネットで合格したのがわかっていても、改めて合格証書をもらうとそれなりに嬉しいものです。 🙂
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